3月20日 試合結果

【第一試合】 福井工大福井（福井）0:4 智弁学園（奈良）


福井工大福井 0 0 0 　0 0 0　 0 0 0：0　10安打0失点
智弁学園 　　 2 0 0 　2 0 0 　0 0 X：4 9安打1失点


スターティングメンバー

福井工大福井

打順
1 　二 北川　智也 6 2年 右左
2 　遊 谷本　甲仁 4 3年 右右
3 　右 福田　翔人 9 3年 左左
4 　三 北村　進太郎 5 3年 右右
5 　左 浅里　太輝 7 3年 右右
6 　一 塚本　大貴 3 3年 右右
7 　捕 島谷　元貴 2 2年 右右
8 　投 田中　嵐士 1 3年 右右
9 　中 山内　貴文 8 2年 右左

智弁学園

打順
1 　捕 岡沢　智基 　2 3年 右右
2 　二 納　大地 　4 3年 右左
3 　遊 太田　英毅 　6 2年 右右
4 　右 福元　悠真 　9 2年 右右
5 　一 高橋　直暉 　3 3年 右右
6 　投 村上　頌樹 　1 3年 右左
7 　三 大橋　駿平 　5 3年 右右
8 　左 扇田　将伍 　7 3年 右左
9 　中 青木　雄大 　8 3年 右右


第一試合の結果から驚きました。

ライバル敦賀気比に普段鍛えられているため、福井工大福井は
初戦突破確実だと管理人は予想していましたが、まさかの敗北。
しかも0対4の完封負け。やっぱり実際に試合をしてみないと
分からないものです（智弁学園関係者の皆様、スイマセン）。

試合は、初回に智弁学園が2つの死球でいきなり好機を迎えると、
4番の福元悠真選手による2塁打で2点を入れました。
4回にも7番の大橋選手により2点追加となりました。

打線もさることながら、智弁学園の村上頌樹投手が福井工大福井相手に
完封したのも見逃せません。
10安打7奪三振1死球を好投、最後まで本塁を踏ませませんでした。

工大福井の攻撃は、初回から6回まで毎回得点圏に走者を送ったにも
かかわらずあと1本が出ませんでした。この試合で残塁が11を超えました。

工大福井は惜しいの一言に尽きます。夏のセンバツで期待したいです。










https://youtu.be/6EoCmYHUIWE


【第ニ試合】 常総学院（茨城）2：6 鹿児島実（鹿児島）


鹿児島実 0 0 0 　2 1 1　 0 0 2：6 11安打 失点0
常総学院 2 0 0 　0 0 0 　0 0 0：2 9安打 失点0



鹿児島実
1 　遊 井戸田　智也 6 2年 右右
2 　中 佐々木　幸大 8 3年 右右
3 　右 中村　天 　　9 3年 右左
4 　一 綿屋　樹 　　3 3年 右左
5 　二 板越　夕桂 　4 3年 右左
6 　捕 井戸田　貴也 2 3年 右右
7 　左 追立　壮輝 　7 3年 右右
8 　三 喜岡　大晟 　5 3年 右右
9 　投 丸山　拓也 　1 3年 右右


常総学院
1 　中 陶山　勇軌 　8 2年 右左
2 　二 有村　恒汰 　4 3年 右右
3 　三 花輪　直輝 　5 3年 右左
4 　一 宮里　豊汰 　3 2年 右右
5 　投 鈴木　昭汰 　1 3年 左左
6 　遊 中村　迅 　　6 3年 右左
7 　左 石川　大 　　7 3年 右右
8 　右 荒　祐広 　　9 3年 右右
9 　捕 木村　健太郎 2 3年 右左


第一試合に引き続き、第二試合の結果にも驚きました。
優勝候補の常総学院が敗れれるなんて想像してませんでしたので
（鹿児島実業関係者の皆様、すいません）。

常総学院は初回に4安打により2点先制。

一方、鹿児島実業は4回表に井戸田、追立両選手の適時打で
同点においつき、4番の綿屋選手が5回に適時打で勝ち越しに
成功しました。9回にもスクイズなどで追加点を挙げました。

鹿児島実業のエース丸山投手が序盤に調子が狂うも立ち直り、
また途中からサブマリン投法の谷村拓哉投手が6回裏2死満塁から
の救援に見事成功、2安打無失点に抑え、常総学院は追加点を
奪えないまま終わりました。

やっぱり点を取れるときに取っておかないと、勝利を手にするのは
難しいですね。









https://youtu.be/oFjLRcu3fIs




【第三試合】 桐生第一（群馬）5：9 滋賀学園（滋賀）


滋賀学園 0 3 0 　4 0 2　 0 0 0 ：9 　11安打 失点2
桐生第一 0 0 0 　0 0 0 　3 2 0 ：5 　11安打 失点1


滋賀学園

打順
1 　右 徳留　魁人 9 3年 左左
2 　二 井川　翔 　4 3年 右左
3 　捕 後藤　克基 2 2年 右右
4 　一 馬越　大地 3 3年 右右
5 　三 松岡　立城 5 3年 右左
6 　左 山口　竜輝 7 3年 右左
7 　中 西村　大樹 8 3年 右右
8 　遊 小浜　崚史 6 2年 右左
9 　投 神村　月光 1 2年 右左


桐生第一

打順
1 　中 追川　恵太 　8 3年 右左
2 　左 下間　拓海 16 2年 左左
3 　捕 高田　修平 　2 3年 右右
4 　三 鏑木　風雅 　5 2年 右左
5 　一 宝田　善統 　3 3年 右右
6 　右 池田　柊馬 　7 3年 右左
7 　遊 柳谷　太一 14 3年 右右
8 　投 内池　翔 　　1 3年 左左
9 　二 斎藤　馨 　　4 3年 右右



滋賀学園が春夏を通じ初勝利を上げましたが、
強豪桐生第一から勝利したことは大きいですね。

滋賀学園は2回に8番小浜選手がライト前適時打、
2番井川選手も適時打で3点を奪いました。

4、6回にも追加点を挙げ、11安打9得点となりましたが、
エースの神村月光投手も投げ抜きました。

終盤、桐生第一が追い上げてきたのでヒヤヒヤされた方も
多かったでしょう。

神村月光投手が今後も踏ん張れるか注目したいです。

それにしても今日1日の試合を見てみると、西日本地区が
強い印象を持ちました。









https://youtu.be/jo08d6tjjc8




尚、明日は下記試合が予定されています。
休日なので、自宅で試合を観るつもりです。

大会第2日　3月21日（月）

１回戦

第1試合 釜石（岩手）　　 [9:00開始予定] 　小豆島（香川）

第2試合 明徳義塾（高知）　　[11:30開始予定] 　龍谷大平安（京都）

第3試合 八戸学院光星（青森）[14:00開始予定] 　開星（島根）

タグ：智弁 工大福井 常総学院 鹿児島実 桐生第一 滋賀学園

【秀岳館】春の甲子園 2016～優勝予想

新チームデータ（練習、公式試合の合計）

41試合36勝3敗2分　打率.374

内、昨秋の公式戦での成績

打率.374　防御率1.68



秀岳館高校は熊本県八代市にある私立校で、
今回13年ぶり2回目の出場となります。

サッカー部は昨年全国高校選手権に初出場とクラブ活動は
盛んです。

ちなみにＯＢには、前ソフトバンク松中信彦内野手、
ＤｅＮＡ国吉佑樹投手らがいます。

夏のセンバツは2回出場、昨秋の九州大会では優勝するも、
神宮大会では残念ながら初戦敗退でした。

さて投手部門では、Ｗエースの一人で、キレのある変化球が持ち主の
堀江投手が故障から復帰したのがプラス要因になりそうですね。

九州大会決勝で先発して5回まで無失点に抑え、また神宮大会では、
強豪東邦相手に5回まで無失点で抑えました。

冬に100球以上の投げ込みを行うなど順調に回復している模様です。

川端、田村投手と好左腕がそろっているので、投手陣の層は厚いですね
エース有村投手との継投がやりやすくなると見られています。

九州大会で圧倒した打撃力に注目すると、打率.477の木本、九鬼、
堀江選手のクリーンアップは長打力と勝負強さが際立っています。

特に捕手で四番の九鬼選手は、熊本県大会、九州大会で2本のホームラン。

さらに神宮大会でも8回に適時2塁打を打つなど、勝負強さも示して
います。

1番松尾、2番原田選手は俊足を誇り、6番廣部選手のパワフルな打撃力、
7番天本の調子が上向きとか。

エース有村大誠投手は昨秋の記録で本塁打10、打点50の九鬼隆平捕手は
ドラフト候補と評価されています。

社会人野球をしていると相手監督から評価されるほど、高い技術力と
能力を誇るチームに仕上がっています。


1　有村大誠　3年　枚方市立津田中学校（枚方ボーイズ）
2　九鬼隆平　3年　枚方市立さだ中学校 (枚方ボーイズ）
3　木本凌雅　2年　京都市立嵯峨中学校（枚方ボーイズ）
4　宮平保汰　3年　　　　　　　　　　（那覇国際ポニーズ）
5　廣部就平　2年　　　　　　　　　　（枚方ボーイズ）
6　松尾大河　3年　　　　　　　　　　（枚方ボーイズ）
7　天本昂佑　3年　　　　　　　　　　（小郡リトルシニア）
8　原田拓実　3年　武雄市立武雄中学校
9　木村勇次　3年　交野市立第四中学校（枚方ボーイズ）


ところで有名な鍛治舎巧（かじしゃ たくみ）監督ですが、
岐阜県立岐阜商業から早稲田大学、パナソニックへと進みました。

県岐阜商時代はエースで4番として春の選抜に出場、夏は地区大会で
敗れたために甲子園出場は叶いませんでした。

卒業後は早稲田大学野球部に所属し、1年春のリーグ戦からベンチ入り
して、ベストナインにも選ばれた名選手です。

関西のオール枚方ボーイズの監督として日本一12回を経験。
その後、2014年に秀岳館高校に赴任しました。

枚方ボーイズの教え子が今回のチームにもいることから、指揮官の教えが
浸透しています。

甲子園ではどういう采配をされるのかも注目したいです。

【秋季大会データ】


【明治神宮大会】

1回戦　　　東邦(愛知) 4-2 秀岳館(熊本)

【九州大会】

決勝　　　秀岳館(熊本1) 13-2 海星(長崎1)
準決勝　　八重山(沖縄1) 1-8 秀岳館(熊本1)
2回戦　　 秀岳館(熊本1) 4-2 明豊(大分2)

【熊本県大会】

決勝　　　秀岳館 8-5 九州学院
準決勝　　秀岳館 8-1 東海大星翔(8回コールド)
3回戦　　 秀岳館 21-1 第二(5回コールド)
2回戦　　 秀岳館 10-0 秀岳館(6回コールド)

タグ：秀岳館

【高松商業】春の甲子園 2016～優勝予想

新チームデータ（練習、公式試合の合計）

51試合39勝12敗0分　打率.336

内、昨秋の公式戦での成績

打率.306　防御率2.27




高松商業は香川県高松市の県立高校ながらも、四国大会と神宮大会で
優勝するなど、今最も勢いがあるチームだと言えます。

今回20年ぶり26回目の出場となりますが、夏は19回出場、
センバツ第１回大会含め春夏ともに２回ずつ優勝した実績のある
名門校です。

主なＯＢに元阪急の故宮武三郎さん、元巨人監督の故水原茂さん、
元巨人ヘッドコーチの故牧野茂さん、元巨人大森剛内野手、
ロッテ松永昂大投手など名選手を輩出しています。

さて、神宮大会では、昨秋完投11を果たした浦大輝投手、
右サイドハンドの多田投手、クローザーとして普段は二塁を守る
美濃投手と、タイプの違う3選手が登板しました。

エースの浦投手は、右の本格派で威力のある直球、安定した制球力には
定評があります。

大阪桐蔭、敦賀気比を序盤から翻弄したのは記憶に新しいですが、
バッテリーの強化が最優先課題だと長尾監督のコメントもありました。

攻撃力では、昨秋の成績で本塁打11本の植田響介選手を中心に、
盗塁30の安西翼選手、盗塁27の米麦圭造選手、盗塁27の美濃晃成選手と
足の速い選手も多いチームです。

「ジグザグ打線」と長尾監督が名づけた打線は、足の速い、遅い選手を
交互に配置したものですが、そのユニークな打線が威力を発揮しました。

全国クラスの投手を相手に、3試合連続2桁安打を放った強力打線ですが、
さらに機動力を備えているだけに相手チームとしては厄介な存在です。

ベンチには特徴ある選手が控えており、長尾監督の指揮次第では
打線が変幻自在になることから、優勝候補の一角にふさわしいチームです。

ところで長尾健司監督は丸亀高校、順天堂大学で内野手としてプレーし、
その後に中学校の教諭となって、人事交流により高松商へ赴任したそう。

公立中学の野球部で指導したときは、トランポリン上でピッチングをさせたり、
45分しか練習させなかったりとユニークな指導方法だったとか。

明徳義塾中など強豪校と沢山練習試合をして実力をつけ、見事全国大会に
出場させた経歴もあります。

投打のバランスに優れ、勝負勘、的確な状況判断、積極性と申し分ない
このチームが、優勝候補の敦賀気比や大阪桐蔭とどう戦うか楽しみですね。


※チーム

1　浦　大輝　　　3年　高松北中
2　植田響介　　　3年　白鳥中
3　植田理久都　　2年　東かがわリトルシニア
4　美濃晃成　　　3年　ガイナーズベースボールアカデミー
5　山下　樹　　　3年　紫雲中
6　米麦圭造　　　3年　白鳥中
7　吉田啓瑚　　　3年　
8　安西翼　　　　3年　高松ボーイズ
9　大熊達也　　　3年


【秋季大会データ】

【明治神宮野球大会】

決　勝　　高松商　8-5　敦賀気比
準決勝　　高松商　7-6　大阪桐蔭
２回戦　　高松商　7-2　札幌第一


【四国大会】

決　勝　高松商　6-1　明徳義塾
準決勝　高松商　6-5　済美
2回戦 　高松商　9-7　今治西
1回戦　 高松商　6-3　池田


【香川県大会】

決勝　　　 小豆島 　2-1 高松商(延長12回)
準決勝　　 高松商 　1-0 英明
準々決勝　 高松商 　5-2 高松北
3回戦　　　高松商　10-0 香川中央(7回コ)
2回戦　　　高松商 　8-0 多度津(7回コ）

タグ：高松商業

【東邦】春の甲子園 2016～優勝予想

新チームデータ（練習、公式試合の合計）

47試合42勝5敗0分　打率.355

内、昨秋の公式戦での成績

打率.379　防御率1.52




東邦高校は愛知県名古屋市名東区にある私立で、
今回11年ぶり28回目の出場となります。

サッカー部、バトントワリング部、ダンス部も全国レベル。

これまでの成績を見ると、春の優勝は4回、夏の最高成績は
1977年の準優勝と強豪の名にふさわしいチームです。

主なＯＢは元巨人山倉和博捕手、中日朝倉健太コーチ、
俳優の奥田瑛二さんらがいます。。

ところで、昨秋の愛知県大会、東海大会で優勝、神宮大会では
ベスト8の好成績の一躍を担ったのが、1年生の時から大役を
担ってきたエースの藤嶋健人投手。

最速146km/hのストレートとスライダーが武器。
カットボールも最近マスターし、苦手だった左打者にも
苦にしなくなりました。

東海大会初戦の中京戦では参考記録ながらノーヒット・ノーランを
達成したとか。

決勝のいなべ総合戦では延長10回まで投げぬき、スタミナが
あることを見せつけました。

投打の活躍によりプロが注目しているそうですよ。

その他にも、近久 輝選手という145キロを投げる投手、
普段はライトを守っていてサウスポーの松山 仁彦投手がいます。
ドラフト候補として、防御率0.83を昨秋記録しましたが、
投手陣の層の厚さが際立っています。

さて打撃面では、昨秋の県大会、東海、神宮大会の計10試合で
66得点と打線が爆発。

しかも、高校通算本塁打37本とバッティングセンスも抜群なのが
4番でピッチャーの藤嶋選手。明治神宮大会の秀岳館戦では
2打席連続特大アーチを放ちました。

1番の鈴木選手はミート力に定評でヒットメーカー。
鈴木選手が出塁してから得点につなげるのが東邦の必勝パターン
となっています。

3番松本、5番松山選手も長打力を備えており、クリーンアップを
形成しています。

藤嶋選手の活躍ばかり目立ちますが、守備もセンターラインを中心に
堅実さが見られます。

鈴木、濱嶋選手の二遊間は、公式戦17試合の内、失策は1つだけと鉄壁
の守り。

外野は石橋選手が安定し、捕手の高木選手は二塁送球が2秒を切る
強肩の持ち主。

控えの選手もみんな力のあるので、適材適所に配置すれば磐石の体勢です。

1　　藤嶋健人 　3年　右右　東三河ボーイズ
2　　高木舜 　　3年　右右　名古屋北東ボーイズ
3　　松本凌弥 　3年　右左　岡崎葵ボーイズ
4　　鈴木理央 　3年　右右　東三河ボーイズ
5　　小西慶治 　3年　右右　愛知江南ボーイズ
6　　浜嶋良明 　3年　右右　愛知江南ボーイズ
7　　鈴木光稀 　3年　右右　愛知西リトルシニア
8　　石橋裕太 　3年　右右　愛知知多ボーイズ
9　　山仁彦 　　3年　左左　岡崎中央ボーイズ
10　 鈴木理央 　3年　右右　塩津
11　 近久輝 　　3年　右右　沓掛　
12　 上原虎太 　3年　右右　港北
13　 中西巧樹 　3年　右右　南陵
14　 赤塚慎平 　3年　右右　美濃加茂東（岐阜）　
15　 牧亮介　　 3年　右右　長良　
16　 水野匠 　　3年　右右　尾張旭
17　 大月隆治　 3年　右左　日比野
18　 中川翔太郎 3年　右右　光陵　
19　 古橋登　　 3年　左左　日比津
20　 大池晃司　 3年　右右　水無瀨


【秋季大会データ】


【明治神宮大会】

2回戦　　東邦　 3-4　青森山田
1回戦　　東邦　 4-2　秀岳館

【秋季東海地区野球大会2015】

決勝　　 東邦　10-9　いなべ総合
準決勝　 東邦　 3-1　三重
2回戦　 東邦　 8-0　中京

【愛知県大会】

決勝　　 東邦　 4-2　享栄
準決勝　 東邦　 3-2　栄徳
準々決勝 東邦　12-0　至学館(6回コールド）
3回戦　　東邦　 3-1　高蔵寺
2回戦　　東邦　16-1　小牧南(5回コールド)

タグ：東邦

【敦賀気比】春の甲子園 2016～優勝予想

新チームデータ（練習、公式試合の合計）

30試合24勝4敗2分　打率.324

内、昨秋の公式戦での成績

打率.310　防御率1.75



敦賀気比といえば2014年夏のセンバツから4期連続で甲子園出場し
昨年の優勝校、しかも昨秋の北信越大会で優勝、神宮大会でも準優勝と
今最も勢いがあります。

福井県敦賀市の私立高校で、夏のセンバツでは計7回出場しているとか。

今回、プロが注目する右腕エースの山崎颯一郎投手、強打者の林中選手
と投打がかみ合っているいいチームです。

主なＯＢに巨人内海哲也内野手、広島輝裕コーチ、オリックスの
山田修義投手のほか、昨年エースだった平沼翔太投手は日本ハム入り後
内野手に転向しました。

さてメンバーを見ますと、ほとんどが硬式野球のシニアの出身で、
ほとんどが寮生活を送りながら優勝を目指しています。

1　 山崎颯一郎　 右右　3年　山　代
2　 小島　　誠人 右右　2年　富雄南
3　 臼井　　　瑠 右左　3年　向　島
4　 本間　　太一 右右　3年　木　幡
5　 竹田　篤史　 右右　3年　御　田
6　 林中　勇輝　 右右　3年　木　幡
7　 橋本　篤弥　 右左　2年　鷹　取
8　 山本　雅也　 右左　3年　八　幡
9　 藤原　巧海　 右左　2年　花　山
10　西本　汰生 　右右　3年　魚住東
11　上中尾真季　 左左　2年　春　江
12　井戸川龍也　 右右　3年　桃　山
13　天野　涼太　 右右　3年　橿　原
14　山下　直樹　 右左　2年　鯖　江
15　菱川　剛志　 右右　3年　葉　栗
16　村上　鉄平　 右左　2年　堀　川
17　北川　達也　 右右　3年　長浜市立西
18　植村　元紀　 右左　3年　小　浜

エースの山崎颯一郎（やまさきそういちろう）投手ですが、
2016年秋のドラフトで上位指名されると噂されています。

188cmの長身で手足が長いことから、中学校時代は石川のダルビッシュ
といわれていました（実は出身が石川県）。

ストレートの最速は144キロで、昨年のセンバツ優勝投手の
平沼投手を超えるとの評価もあります。

また敦賀気比では、2番手でサードスローの西本汰生投手は
福井県大会で福井工大福井を完封にしとめるなど安定感があります。

2年左腕上中尾真季投手も控えており、投手陣は選抜出場校の中でも
トップクラスです。

一方、攻撃陣では、主将でドラフト候補としても注目されている
3番の林中勇輝選手を中心に、パワーヒッターの天野と橋本が4、5番に
入りクリーンアップを形成。

明治神宮大会で3戦連続適時打を打った上中尾選手がチャンスメーク。
俊足で器用な竹田篤史選手、力強い振りの藤原巧海選手や2年生の
橋本篤弥選手など実力を備えた選手が多くいます。

史上3校目となる連覇の可能性は十分にあると考えられます。

問題点を挙げるとすれば、山崎投手のフィールディング。
苦手なバント処理をつかれ、神宮大会決勝で大量失点。

いかに課題を克服するかが勝負のカギとなるでしょう。


【秋季大会データ】


【明治神宮大会】

決勝　　　　敦賀気比　3－8　高松商　　
準決勝　　　敦賀気比　8－5　青森山田
2回戦　　 　敦賀気比　5－1　創志学園


【北信越大会】

決勝　　　 敦賀気比　6－1　福井工大福井
準決勝　　 敦賀気比　7－3　佐久長聖
準々決勝　 敦賀気比　8--1　富山商
1回戦　　　敦賀気比　6－1　東京学館新潟


【福井県大会】

決勝　　　 敦賀気比　 8－0　福井工大福井
準決勝　　 敦賀気比　 4－2　福井商
準々決勝　 敦賀気比　10－0　武生商業
2回戦　　　敦賀気比　 5－0　奥越明成
1回戦　　　敦賀気比　 3－0　丹生

【大阪桐蔭】春の甲子園 2016～優勝予想

新チームデータ（練習、公式試合の合計）

42試合36勝5敗1分　打率.393

内、昨秋の公式戦での成績

打率.381　防御率2.25



大阪府大東市にある大阪桐蔭は、説明するまでもない程
超有名校ですね。ラグビー、サッカー、吹奏楽も全国レベルです。

今愛2年連続8回目の出場となりますが、2012年春、1991、2008、
2012、2014年の夏に優勝した強豪です。

ＯＢを上げるだけでも、西武中村剛也内野手、浅村栄斗内野手、
森友哉捕手、日本ハム中田翔内野手、阪神岩田稔投手、西岡剛内野手、
藤浪晋太郎投手、中日平田良介外野手ら今でも現役で活躍する選手を
多数輩出してます。

敦賀気比高校と並び、今回のセンバツ優勝有力候補と見られていますが、
中でも、150km/hを出す左腕の高山投手、セカンドの永廣選手はプロからも
熱い視線を送られています。

ただ、高山投手は体の線が細く、発展途上な面もあるため、冬の間に
下半身をどれだけ鍛えられるかがカギでしょう。

左腕の岩本投手はストレートと変化球のコンビネーションが光り、
香川投手はコーナーをしっかり投げ分けられる制球術に長けており、
ストレートの右腕徳山、技巧派の井上投手も控えています。

ただ打線の面では、以前のような猛攻タイプではなくなったものの、
今回のセンバツ出場校の中では、一番の強力打線と言え、巧打者が
そろったチームです。

昨秋の成績が本塁打9、打点50の中山遥斗選手は不動のリードオフマン、
打率.500の2番手の永広知紀選手は広角に強い打球を飛ばせます。

打率.492、本塁打9、打点54の古寺宏輝選手、3番の本塁打9、打点51の
吉澤一翔選手のほかに、打点49を記録した三井健右選手らは長打を
量産するなど、他チームなら4番打者としても起用され得る能力の持ち主
ばかりです。

しかし神宮大会で力を出しきれなかったために優勝は逃しましたが、
冬はレギュラーメンバーを白紙に戻し、競争させて春のセンバツを迎える
そうです。

甲子園での豊富な経験を活かしてくるのは間違いないでしょうから、
決勝は大阪桐蔭×敦賀気比になるかも・・・ですね。


【秋季大会データ】

【明治神宮大会】

準決勝
高松商業 011 120 200　=7
大阪桐蔭 010 000 230　=6

1回戦
木更津総 100 001 000　=2
大阪桐蔭 003 001 01x　=5


【近畿大会】

決勝
大阪桐蔭 000 010 002　=3
滋賀学園 100 000 001　=2

準決勝
明 石 商 000 003 000　=3
大阪桐蔭 500 000 00x　=5

2回戦
智辯学園 000 002 200　=4
大阪桐蔭 106 002 00x　=9

1回戦
近江兄弟 010 00　　 　=1
大阪桐蔭 065 0x　　 　=11

【大阪府大会】

決勝
大商大堺 6-5 大阪桐蔭

準決勝
大阪桐蔭 2-1 履正社

準々決勝
大阪桐蔭 6-1 汎愛

タグ：大阪桐蔭

【関東一】春の甲子園 2016～優勝予想

新チームデータ（練習、公式試合の合計）

43試合35勝7敗1分　打率.333

内、昨秋の公式戦での成績

打率.356　防御率2.51




関東一は今回2年ぶり6回目の出場、夏のセンバツでは6度出場と
強豪ですが、1987年春に準優勝したのが最高成績です。

もともと関東第一高等学校が正式名称で、東京都江戸川区にある
私立の高校です。

サッカー部、バレーボール部、バトミントン部も全国大会に
出場しています。

主なＯＢに日本ハム武田勝投手、広島中村祐太投手がいますが、
なんといっても楽天ドラフト１位で入団したオコエ瑠偉外野手で
さらに有名となりました。

ただ昨夏のセンバツではオコエ瑠偉選手らの活躍でベスト4に
入りましたが、新チームでの経験者は佐藤佑亮、竹井丈人の
2選手だけなのがちょっと気になります。

それでも昨秋の東京都大会では優勝、しかも二松学舎大付属戦以外
は圧勝し、準々決勝の修徳、準決勝の帝京戦をコールド勝ちした
成績を見れば、実力を不安視する必要はないですね。

決勝の二松学舎戦では、ドラフト候補の左腕大江投手を攻め、
粘り強さを発揮したことは大きな自信になったと思います。

個別に選手を見ると、昨秋からエースとなった右腕・河合投手は
安定があって、ボールのキレが一級品。準決勝の帝京戦では7回
コールドに抑えました。

背番号10の佐藤奨選手は、球威とスタミナに自信がある左腕。
4番左翼を守り、ドラフト候補としても注目されている
竹井丈人選手も、最速139kmで明治神宮大会初戦の札幌第一戦では
先発を務めました。

修徳戦で満塁ホームランを放った宮本選手や本塁打を放った山室選手、
帝京戦で本塁打を放った9番打者の本橋選手がいたりと、上位から
下位打線まで長打を打てるバッターが揃っていて層の厚さを感じます。

課題をクリアしていけば、上位進出は間違いないチームです。

※神宮大会2015のスターティングメンバー

1　竹井丈人 3年 船橋リトルシニア
2　佐藤佑亮 3年 取手リトルシニア
3　米田克也 3年 江戸川中央リトルシニア
4　山川新太 3年 船橋リトルシニア
5　山室勇輝 3年 横浜北リトルシニア
6　村瀬佑斗 3年 新宿リトルシニア
7　石塚大樹 3年 足立ボーイズ
8　宮本瑛己 3年 江戸川中央リトルシニア
9　本橋慶人 3年 江東ライオンズ


【秋季大会データ】


【明治神宮大会】

1回戦　　　関東一　　4－7　　札幌第一

【東京都大会】

決勝　　　 関東一　 4ー3　二松学舎大付属
準決勝　　 関東一　 8－1　帝京（7回コールド）
準々決勝 　関東一　14－1　修徳（6回コールド）
3回戦　　　関東一　 6－1　早大学院
2回戦　　　関東一　 5ー1　明大中野八王子
1回戦　　　関東一　16－2　成立学園

タグ：関東一

【常総学院】春の甲子園 2016～優勝予想

新チームデータ（練習、公式試合の合計）

77試合68勝7敗2分　打率.345

内、昨秋の公式戦での成績

打率.294　防御率1.33



常総学院は土浦市にある私立高校ですが、センバツ甲子園では
名将木内幸男監督により春夏ともに優勝１度あり、今回は
2年連続9回目の出場となります。

ＯＢには、元巨人仁志敏久内野手、日本ハム金子誠コーチ、ＤｅＮＡ
島田直也投手コーチ、西武大崎雄太朗外野手など有名選手が多数います。

今回のチームでは、エースで完封4を達成した鈴木昭汰投手、主砲の
宮里豊汰内野手には特に注目したいです。

鈴木投手は昨年のセンバツでベスト8入りに貢献し、その後も順調に
成果を出しています。

最速143kmの直球、スライダー、シュート、チェンジアップなど多彩な
変化球を持っています。

また昨秋完封5、奪三振11をマークした2番手の樫村投手は最速143kmの
自己記録を更新、U-15日本代表にもなった倉田投手など、投手層が
厚いことも話題ですね。

佐々木監督は、複数の投手を育てていける監督が上位にいくと考え、
樫村投手を鍛え上げたそうです。

一方打撃の要である宮里豊汰内野手は、関東大会で2本塁打を放ちました。
鈴木、石川、清水選手も同様の能力があると見られています。

相手ピッチャーの先発が右投げなら陶山、左投げなら有村選手が切り込み
隊長の任を追う仕組みとか。

打点54、盗塁37をマークした打ってよし、足ってよしの有村恒汰選手も
侮りがたい伏兵ですね。

関東大会では、藤平選手がいる横浜、片岡選手がいる日本航空と強豪に
勝利したことからも、実力が相当あるといってもいいでしょう。

本来の力を発揮すれば、名門がまた優勝するかもしれませんね。


【秋季大会データ】

【関東大会】

決勝 　　木更津総合 8 ― 7 常総学院（延長13回）
準決勝 　常総学院 　4 ― 0 桐生第ー
準々決勝 常総学院 　2 ― 1 日本航空
一回戦　　常総学院 　3 ― 1 横浜


【茨城県大会】

決勝
霞ヶ浦 　3-2 常総学院

準決勝
常総学院 8-0 日立一

準々決勝
常総学院 2-0 石岡一

タグ：常総学院

【木更津総合】春の甲子園 2016～優勝予想

新チームデータ（練習、公式試合の合計）

60試合　46勝9敗5分　打率.328

内、昨秋の公式戦での成績

打率.307　防御率1.31




千葉県木更津市にある私立校で、昨年のセンバツではベスト16に入り、
今回で2年連続3回目の出場となりました。

主なＯＢに与田剛（元中日投手）、古屋英夫（元日本ハム内野手）、
ＤｅＮＡ井納翔一投手、高橋慎之介投手（巨人）など輩出している
関東きっての強豪です。

ソフトボール部、男女柔道部も強豪として知られています。

さてメンバーですが、昨年から甲子園のマウンドを経験している
早川隆久投手に注目が集まります。

最速142キロの速球に加え、出所が見えずらいフォームから
スライダーが特長。
肘の使い方が良くボールにキレがあるとプロは評価しているとか。

秋季関東大会では初戦、準々決勝と2試合連続1失点を挙げたのは
その証でしょう。

また早川選手と並び今秋のドラフト候補としても呼び名が高い
武田大慶投手も、関東大会で東海大甲府戦では鋭いスライダーと
強気な投球で魅了しました。左投げ2枚看板を形成出来れば、
チームとして安定感が増しそうです。

ただ攻撃力に課題があり、関東大会準決勝まで3試合連続で2得点しか
挙げられませんでした。3番打者の小池選手は打点だけでなく、
チャンスメーカーとしても期待されます。

峯村選手は切り込み隊長として関東大会で大阪桐蔭から先制打を放ち、
勝負強さがあると言えます。

4番の山下選手、センスの大木選手、昨秋盗塁27を決めた井上瑞樹選手
の成長で攻撃力に厚みがさらに増せば、上位進出はより確実になると
思います。

五島監督が理想とする上級生6人、下級生3人のオーダー体制が多く
見られますが、接戦に強いだけでなく、今後のセンバツ連続出場を
視野に入れているように見受けられます。

関東大会で優勝しているだけに勢いがあり、実力は折り紙つきだといって
よいでしょう。甲子園での活躍を期待したいですね。


1　早川隆久　3年　横芝中（軟式）
2　大澤翔　　3年　千葉西リトルシニア
3　山下輝　　2年　木更津市立岩根西中学校
4　小池航貴　3年　千葉リトルシニア
5　井上瑞樹　3年　九十九リトルシニア
6　峯村貴希　2年　佐倉リトルシニア
7　大木巴哉　2年　浦安リトルシニア
8　木戸涼　　2年　神奈川県川崎市立西中原中（軟式）
9　鳥海嵐万　2年　富津市立大貫中学校


【秋季大会データ】


【神宮大会】

2回戦　　 木更津総合　2－5　大阪桐蔭


【秋季関東大会】

決勝　　　木更津総合　8－7　常総学院（茨城2位）
準決勝　　木更津総合　2－0　東海大甲府（山梨1位）
準々決勝　木更津総合　2－1　花咲徳栄（埼玉2位）
1回戦　　 木更津総合　2－1　桐光学園（神奈川2位）


【千葉県大会】

決勝
木更津総合 12-1 千葉明徳

準決勝
木更津総合 1-0 専修大松戸

準々決勝
木更津総合 11-1 市立船橋

タグ：木更津総合

【鹿児島実業】春の甲子園 2016～戦力分析

新チームデータ（練習、公式試合の合計）

37試合29勝4敗4分　打率.346

内、昨秋の公式戦での成績

打率.363　防御率2.21



鹿児島実業は鹿児島県鹿児島市にある私立ですが、
5年ぶり9回目の出場となる強豪です。

夏の選抜には18回、春の選抜は8回出場し、その内
1996年には優勝した実績があります。

サッカー部は全国大会2度優勝、陸上部は全国駅伝大会で
優勝したこともあります。

ラグビーも全国大会常連校としても有名でクラブ活動が
盛んです。

主なＯＢには元巨人の定岡正二投手、巨人杉内俊哉投手、
ソフトバンク本多雄一内野手、阪神横田慎太郎外野手ら
錚々たる選手を輩出しています。

さて、エースで右上手の丸山投手は、鹿児島県大会決勝で
2失点、コールド勝ちをおさめた九州大会2回戦では2安打に
抑えた実績があります。

背番号10をつける谷村投手は、右下手で丸山投手と前後に
先発に立てる実力があり、球速130kmながらキレのある
スライダーが特長です。

また、タイプの違う投手を上手にリードする井戸田捕手の
存在も大きいですね。

ところで新チームでは試合毎に打順が入れ替わるそうですが、
宮下監督が何十通りもの打順があると自慢するほど長打力を
備えています。

ただし、打率.491、打点53の昨秋記録を持つ強打者の綿屋樹選手
だけは4番で固定していて、1年生から4番打者として責任を
果たしてきた頼れる大砲です。

追立、板越選手もパワーヒッターとして活躍していますが、
全員がどの打順でもこなせるようバント練習も欠かさないなど
基本練習にも余念がありません。

昨夏甲子園に出場した選手も新チームでは多く残っているため
その経験が今回生きそうです。

強力打線と見られがちですが、実は投手を中心した守備力も高く
宮下監督からの信頼も厚いそう。

今年は創立100周年を迎えるそうで、前回のベスト8を超えるかも
しれない頼もしいチームです。


【秋季大会データ】

【九州大会】

準決勝
鹿　実 400 000 010　=5
海　星 010 500 00x　=6


2回戦
鹿　実 210 433　=13
九　産 000 100　=1

1回戦　
鹿　実 047 00　=11
富　島 100 00　=1


【鹿児島県大会】

決勝
鹿児島実業 3-2 鹿児島城西

準決勝
鹿児島実業 9-5 樟南

準々決勝
鹿児島実業 3-2 れいめい

タグ：鹿児島実業